勝手に敷居が高いと感じて避けていた日本酒。
最近、お酒に興味がでてきて、飲んでみようかと重い腰をあげました。
手軽に購入できて、安くて美味しい日本酒。
そんなもんが都合よくあるかなぁと思いながらスーパーで探してみると……。
ありました。
純米吟醸上善如水。
初心者におすすめの日本酒みたいな記事で見たことあるヤツ!って嬉しくなりました。
水みたいにゴクゴク飲めるとか。
フルーティーとか。
酒飲み定番の誉め言葉を集めていましたけど、はたしてそれは本当なのか?
日本酒初体験の男の口に合うのか?
飲んで確かめてみました。
上善如水の醸造元とこだわり
『ミ』水のように柔らかな日本酒
上善如水|白瀧酒造株式会社
『ズ』澄んだ雪解け氷
『ノ』お米の磨き
『ゴ』麹は生き物
『ト』杜氏のこだわり
『シ』自然に流れるように生きる
上善如水は新潟県越後湯沢にある白瀧酒造によってつくられています。
最上の生き方は水のようであるという中国の老子の言葉「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」が銘柄の由来。
雪解け水のように、かろやかで、やわらかく。
ほんのりと甘いお酒を目指しているそうです。
日本酒の感想で「水みたいにゴクゴク飲める」なんて言葉をよく耳にしますが、上善如水はその代表的な存在なのかもしれませんね。
上善如水が人気の理由
自分は近所のスーパーで税込み1531円で購入しました。
気軽に購入できる入手のしやすさ、手に取りやすい価格、箱入りで販売されていることが幅広い世代に人気な理由だと思います。
瓶のデザインもシンプルで美しい。
どこへ持っていっても恥ずかしくありません。
純米吟醸上善如水のスペック
日本酒名 | 純米吟醸上善如水 |
---|---|
アルコール分 | 14度以上15度未満 |
原材料名 | 米(国産)米麹(国産米) |
精米歩合 | 55% |
製造者 | 白瀧酒造株式会社 |
日本酒度 | やや辛口 |
香り | 華やか |
味わい | すっきり |
飲み方 | 冷やして |
上善如水純米吟醸を飲んだ感想
純米吟醸上善如水の香り
まずは、瓶の蓋を開封して、軽く鼻先を近づけてみます。
驚いたことに、アルコール臭さは感じられず。
それよりも果物の甘い香りを感じました。
酒飲み特有のフルーティーって表現は比喩じゃなくて、事実なんだって驚きました。
ひや(常温)で飲んでみる
まずは、常温で飲んでみます。
純米吟醸上善如水はやや辛口に分類される日本酒。
口に含んだ瞬間、華やかな香りと甘みを感じ、喉を落ちる頃にようやくピリッとした辛みが来ました。
アルコール度数が低いのもあって、とても飲みやすくて美味しいと感じました。
公式推奨の花冷えから涼冷えで飲んでみる
公式が推奨しているように、よく冷やしてから飲んでみます。
冷蔵庫で数時間置いておいたので、だいたい花冷え(10度)から涼冷え(15度)くらいでしょうか……。
口に含んだ瞬間はまさに水。
しかし、奥に流れるにつれて香りが開き、喉を落ちていきます。
お酒特有のカーッとなる熱さ。
喉に引っかかるあの嫌な感じ。
あれが、ほとんど無いのが驚きです。
常温で飲んだときとは、まるで別のお酒。
甘口のお酒を飲んでいるようです。
自分はロックとかストレートでお酒を飲むのがそこまで得意では無いんですけど、上善如水はふつうに口の中で転がせるんですよ。
ここまで、スーッと喉を通るお酒があるのか……。
飲みやすいとは聞いていたけど、想像を超えましたね。
食事との相性はどうなのか?
上善如水はキレがいい日本酒。
食中酒ほどの相乗効果はありませんが、食間に飲んだときに、脂っこい料理のしつこさを洗い流してくれます。
料理と一緒に楽しむなら、冷酒よりも日本酒ハイボールが爽やかで美味しかった。
豊富なラインナップ
まとめ
自分はこれが日本酒デビューになります。
他を知らないので、この甘さと美味しさがどれくらいのものか比較はできません。
しかしながら、完全初心者の私に、また日本酒を飲んでみたいと思わせるには充分すぎるほど美味しかったです。