翠-SUI-を飲んだことをきっかけに、もっと色んなジンを味わってみたいと思ってから、飲んだのは愛知県のクラフトジン・キヨスだけ……。
魅力溢れる特徴的なジンが発売されているとはいえ、色んなお酒の味を覚えたい自分にとっては、ジン1本で日本酒3本買えるって考えると、なかなか手が出せずにいました。
今回紹介する六ジンは、翠‐SUI‐の上位モデル。
200mlの試し飲みサイズを、購入しました。
翠‐SUI‐と比較してどういう味わいなのか?
700mlを常備する価値はあるのか?
ロック・ソーダ・トニックを飲んでみましょうか。
六ジンの醸造元・メーカー
六ジンはウイスキーなら山崎、缶チューハイならほろよいやストロングゼロで知られているサントリーから製造販売されています。
それはまだ流行っていないという売り文句が印象的で、居酒屋メシと相性抜群なソーダ割りを推奨しているジャパニーズジン翠‐SUI‐の上位モデルが、この六ジンになります。
六ジンの特徴・スぺック
六ジンに使用されているボタニカル
六ジンの特徴となる、味を形成するボタニカルには、日本の四季をイメージした六種類の和素材が使用されています。
春は桜の花と葉、夏は煎茶と玉露、秋は山椒、冬は柚子。
これらの和素材を旬の時期に収穫し、鮮度の良い状態で蒸留することによって、複雑で繊細な香味を生み出しているとのことです。
香味の決め手となる6種類に加えて、ジン本来の味わいを形成する8種類、計14種類のボタニカルによって六ジンは構成されています。
素材の良さを最大限に引き出す製造方法
六ジンは、形状の異なる4基の蒸溜器を備えた、世界有数のクラフト蒸溜所である「スピリッツ・リキュール工房」でつくられています。
各素材の特徴に合った蒸溜器、蒸溜方法を使い分けてつくられた原料酒をブレンドすることによって、重層的な味わいを生み出しているとのことです。
六ジンを飲んだ感想・評価
桜の香りと程よい甘さ、山椒のスパイシーさが美味しい
まずは、軽めにロックで味わってみました。
これがまぁ、衝撃で。
口に含んで、アルコールの辛みがカッと来ている間に、色んな香りが駆け巡るんですよ。
アルコールと一緒に抜けていく上品な桜とお茶の香り、舌の上には程よい甘さが残り、最後は山椒のスパイシーさが引き締めます。
字面だけでなく、重層的な味わいってのが、マジで体感でわかります。
ソーダ割りは濃いめでつくるほうが美味しい
ロックorストレートで衝撃を感じた後の六ジンソーダは、確かに爽やかで美味しいんですけど、上品な香りが薄まったような物足りなさを感じます。
六ジンは柚子や桜の香りが前面にでているわけじゃないので、爽やかさに関しては、翠の方が上回るかな。
日本酒や焼酎ハイボールの、スッキリとした味わいに似ているので、料理と合わせるならソーダ割りがおすすめですね。
ジントニックが苦手な自分でもこれなら飲める
トニックウォーターの甘さと後を引く苦みってあんまり好きじゃないんですよね。
翠‐SUI‐のジントニックは、その苦みだけが強調されているようで、自分はソーダ割りがいいやってなったんですけど……。
六ジンとトニックウォーターの相性はめちゃくちゃ良くて、苦みと同じくらいの甘さまで引き上げてくれるから、超美味しい。
辛口なジンが好みの人には喧嘩を売っているくらい甘いし、まったりとしたお酒になっていますけど、ジントニックに苦手意識がある自分は美味しく飲めました。
まとめ
六ジンはロックで飲むか、トニックウォーターで割って飲むのが個人的におすすめです。
もちろんソーダ割りも美味しいんですけど、この複雑で繊細な味わいを薄めて飲むのはちょっともったいないなぁと感じました。
価格は200mlが約1300円、700mlが約4200円。
毎日飲めるお酒ではありませんが、常備しておきたいなと思える素敵なジンでした。