「ビールを飲むのではない。ソラチを飲むのだ」
「このビールは世界を変えるかもしれない」
キャッチコピーから感じる並々ならぬ自信と本気に、前々から気になっていたクラフトビール『サッポロSORACHI1984』を飲んでみました。
これがまぁ1本で満足感を得られるのに、2本目を飲みたくなる美味しさだったので、この記事ではサッポロSORACHI1984の魅力について紹介したいと思います。
サッポロSORACHI1984の特徴であるソラチエースとは?
サッポロSORACHI1984のホームページで伝説のホップと表記されているソラチエース。
1984年に北海道空知郡上富良野町で開発され、品種登録されたソラチエースは、杉やヒノキ、レモングラスを感じさせる香りやふくよかな味わいが特徴とのこと。
サッポロビールが初めて品種登録したホップ。
当時は独特な香りが日本で受け入れられることはありませんでしたが、その後アメリカで価値が見出されたことで世界からの評価が高まり、今現在日本で35年もの時を経て製品化された歴史があります。
上富良野産ソラチエースは一部使用だが配合率はアップ
ソラチエース100%使用と記載されていますが、これはあくまでアメリカ産と合わせて達成している数字で、 上富良野産は一部使用とのこと。
上富良野産ソラチエースは生産量が少なくて希少なホップですが……。
2020年4月14日にリニューアルされたサッポロSORACHI1984は、パッケージだけでなく、使用比率を高くしたと発表されています。
サッポロSORACHI1984の成分表記
サッポロSORACHI1984を飲んだ感想
一口飲んで、その美味しさに驚きました。
突き抜けて何かがいいというよりも、全てがハイレベルで、いいまとまりかたをしているみたいなバランスのよさ。
よなよなエールに近い華やかな香りも感じられますし、インドの青鬼ほどではありませんけど、しっかりと苦みの旨さも楽しめます。
ビールといえばゴクゴクと喉を鳴らしながら、雑に飲めるお酒という印象がありますけども、サッポロSORACHI1984はワインを飲むようにじっくりと楽しみたい。
コクがあって、キレが抜群にいい。
350mlで満足感があるのに。
2本目を欲してしまう美味しさ。
おつまみ無しで、ビールだけを味わっていたい。
そんな感覚になったのは初めてでした。
まとめ
毎日飲むには少々値が張りますけど、冷蔵庫にストックしておいて、休日に飲みたくなるようなビールでした。
伝説のホップとか、キャッチコピーをつけるにしてもさすがに強気すぎるだろって思っていたんですけど、この美味しさの後には馬鹿にできません。
のどごしよりも、香りや味わいを重視している人におすすめなビールなので、興味があるならぜひ飲んでみてください。