なによりもまず!
金色と紺色の二色で完成された美しさ。
レトロ感のあるパッケージが美しくて、たまりませんね。
40代以降の方にとっては懐かしく感じる味のようですけど、まだビールを飲み始めて間もない、生ビールとはじめましての自分はどう感じるのか。
生ジョッキ缶と同じく、販売開始からすぐに一時休売が決まったアサヒ生ビール・通称マルエフを飲んで、レビューしていきたいと思います。
アサヒ生ビールの歴史・特徴
1986年、「ユウヒ(夕日)ビール」と言われるくらいの低迷期だったアサヒビール。
開発者は不死鳥のような復活の願いを込め<マルエフ>という開発記号でビール造りに取り掛りました。
ビールの味はわからないと言われた時代に消費者の味覚を信じて、多くの試行錯誤の末「コクがあるのに、キレがある。」という、それまでになかった、全く新しい味が生まれました。
アサヒ生ビール公式サイトより引用
1986年、アサヒビールの低迷期を支えたビール。
限られた飲食店でしか味わえない生ビール。
サッポロのSORACHI1984にも似たようなエピソードがありましたけど、やはり、どんな企業にも試行錯誤を重ねた時期があるものなんですね。
アサヒスーパードライが発売される前の商品が復活するとのことで、当時の味を懐かしむ人もいれば、自分のようにレトロ感を楽しむこともできます。
アサヒ生ビール・マルエフの成分表記
アサヒ生ビール・マルエフを飲んだ感想
グラスに注ぐと、キメ細かな泡立ちになりますが、持続時間はそこまで長くありません。
CMみたいに、上手に注げたらいいんですけど、なかなか難しいですね。
グラスに注いだ瞬間の香りの広がりは弱め。
しかし、口に含んだ瞬間にポップの香りと苦みが顔を出します。
炭酸は弱めで、飲み口はまろやかながらどっしりとした苦みと余韻を兼ね備えています。
ゴクゴクと喉を鳴らしてビールを飲みたくなる夏とは違って、ゆっくりと温かい料理を食べながらお酒を楽しみたくなる秋冬にピッタリなビールだと思います。
アルコールは4.5%なんですけど、それ以上に酔える感覚がありました。
懐かしい感情と合わせて楽しむビール。
なので、ビールを飲み始めて間もない自分からすると、めちゃくちゃ美味いかといわれれば、別にそういうわけじゃあないんですよね。
主役はあくまで、料理。
飲食店で愛されたという表現がしっくりきます。
アサヒスーパードライよりも、少しリッチで味わい深い、そんな素敵なビールでした。
まとめ
価格は350mlで1本198円で、500mlも販売されているようですね。
苦みがしっかり続くタイプなので、ある程度ビールを飲み慣れている人におすすめです。
興味があれば、ぜひ飲んでみてください。